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「聖者の行進」というテレビドラマのなかで、いかりや長介さん演じる老弁護士が語った、ある『名言』をご存じでしょうか?
最近、youtubeやTikTokなどで動画化されるのを見かけるので、ご存じの方も多いと思いますが、「自分はなんて弱いんだろう…」と悩んでる人の心がふっと軽くなるような、そんな素敵な一節なんです。まだご存じない方は、ぜひ続いてお読みください。
聖者の行進は、1998年に放映された、障害者をテーマにしたドラマで、そのデリケートな内容のためか、今まで一度も再放送されていません。
聖者の行進の舞台は、知的障害者が働く、ある工場。
その工場のなかで、知的障害者に日常的に虐待が行われていたことを知った、酒井法子さん演じる新米教師。
何としても彼らを助けなければ!と決意した新米教師は、いかりや長介さん演じる老弁護士に助けを求め、この事態を告発すべく、保護者たちを体育館に集めて説明会を開くことを計画し、
保護者1人1人に事情を話し、体育館に集まって欲しいとお願いしてまわりますが、
その説明会の当日、体育館で待機する、老弁護士と新米教師。しかし時間を過ぎても、保護者は誰一人として現れません。
この事態を、保護者も黙認していたのか、と知り、深く落胆する新米教師。
また、そうやってすぐに落ち込んでしまう自分に嫌気がさして、ふと、
「もっと強くなりたいですね・・・
こんなに簡単に、くじけそうになるなんて・・・」
・・・と、こぼします。
それを聞いた、いかりや長介さん演じる老弁護士は、落胆している新米教師にこう優しく語りかけます。
強くなることはないです。
弱い自分に苦しむことが、大事なんです。
人間はもともと、弱い生き物なんです。
それなのに、心の苦しみから逃れようとして、強くなろうとする。
強くなるということは、
鈍くなるということなんです。
「痛みに鈍感になる」ということです。
自分の痛みに鈍感になると、
人の痛みにも鈍感になる。
自分が強いと錯覚した人間は、他人を攻撃する。
痛みに鈍感になり、優しさを失う。
・・・いいんですよ、弱いまんまで。
自分の弱さと向き合い、それを大事になさい。
人間は、弱いまんまでいいんです、いつまでも。
弱い者が手を取り合い、
生きていく社会こそが素晴らしい。
・・・という一節です。
私たちはなぜか、「弱いことは良くないことだ」という思いがあります。
だけども、「弱い心を持っている」ということは、人の痛みを知っている、人の痛みに敏感である、優しい人間であるということ。
あなたのその弱さは、今までもこれからも、苦しんでいる人を助けます。
その弱さを、どうか大切にしてください。
✨最後までお読みくださってありがとうございます!✨
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コメント
すごく心がほわんと楽になりました。
わたし自身強くなることを目指して
いたので。
ありがとうございます😊
咲良さん🌸✨
お読みくださってありがとうございます!コメント嬉しいです🥰
よかった☺この一節、はじめて聞いたとき思わず目頭が熱くなりました😭✨
そうなんですよね、強くなることはないんです。変わろうとしなくていい、そんな自分の弱さと向きあい、それを大切にすること。それが自然な生き方であり、またその弱さは、同時に優しさでもある。それは人を救う優しさですからね。
咲良さん!
いつもありがとうございます✨
おはようございます
私も安定してくよくよします
人からは優しい人と言われます
時に、ズカズカ来られたり、都合のいい人扱いされた気がして腹が立ち落ち込みますが
基本、人の痛みに共感できるのは素敵な事ですもんね
打算をせず、それを忘れずにいたいです
今日も良い一日を🌵
ゆきうさぎさん!!!
お読みくださってありがとうございます✨コメント嬉しいです🥰
グイグイ引っ張っていく、何事にもめげない、そんな強い人と一緒にいるほうが安心するって人もいるとは思いますが、その逆で、人の痛みがわかる優しい人といたほうが安心できる人のほうがずっと多いと思います。
弱い自分でいい、その弱さを大切にしてほしい、これは作者の野島伸司さんが届けたかったメッセージかなと思います!
ゆきうさぎさん!!!
いつもありがとうございます✨