遅咲きのヒツジ【発達障害】

発達障害
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~このブログは、仕事が原因で適応障害という精神疾患となり、今なお悶絶している、とあるダメリーマンの物語である~

「遅咲きのヒツジ」【発達障害】

僕が病気してからSNSを始めて、同じ病気繋がりで、色んな方々のお話を読んできたのだけど、

それまでは「こう思うのは、こう感じるのは、たぶん世界でただ一人、僕だけだろう」ってずっと思ってたことが、僕とまったく同じように考えてた人がいて、びっくりしたこと、何度もある。

今回もまた、あるネットユーザー、その方は発達障害、ADHDの方だったのだけど、自分の性格というか、独自の傾向についてお話しされてるのを読んで、思わず首がもげそうになるくらい、共感しまくって頷きまくったことがあって、

それは・・・

「自分はいつも、遅咲き」

ってことだ🌹

これに共感してくださる方が1人でもいると嬉しいなーと期待しながら、ちょびっとご紹介いたします☆

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「遅咲きのヒツジ」【発達障害】

まずはちょっと例え話から・・・

ある牧場に連れてこられたヒツジたち。

「この小屋の近くで遊んでてくださーい。あんまり遠くまで行かないでねー」と言われて・・・

普通のヒツジは、「はーい♪」つって、何も考えず小屋の周りで遊ぶのだけど、しかし、僕というヒツジは、困惑するのだ💦

「小屋の近く」って???

近いってのは、どこまでの範囲??

「遠くまで行かないで」って?

じゃあ小屋から半径何メートルまでならセーフなの?

って考えるから、他のヒツジみたいに、それだけではすぐに行動に移せない・・・

だから・・・・

とりあえず北の方へ行ってみて、

あ、この柵の向こうには、野生のオオカミがいるのか!じゃあここまでが限界ってことだな。

つぎに、東へ向いて行ってみると・・・

ここから先は川になってて渡れない。東の限界は、ここまでなのね、なるほど。

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こんどは、西へ西へと進んでみる。すると・・・

ここから海。天気の悪い日は波にさらわれるかもしれない。

西の果てはここまでね、OKOK。

さいごに、南へ進むと・・・

崖だ!!そうか、南の限界ってのはここまでなのね!OKOK!

で、ここまで確認して、やっと全体像がわかる。

そうか、この牧場は、こんな感じになってたのね♪

・・・こんなふうに、まずはこの世界はこういうマップになってるのか!っていう全体像の理解と、さらに、そのなかで自分が行動を許されてる範囲、その「境界線」をまず把握しようとするクセがある。

逆に言えば、これがわかるまでは、動けないのだ。

だから、他のヒツジたちからは「あいつはいつも、あっち行ったりこっち行ったり、何やってんだ?」なんて言われたりするのだけど、

こうやって全体像と、自分の活動境界線が理解できたら、こんどは「自分のフィールド」の中で、縦横無尽に駆け回ることができる!他のヒツジたちは、相変わらず小屋の周りでウロウロしてるだけ。でも、僕ヒツジはもっと自由に活動できるようになってる、という。

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・・・お仕事で言えば、

少額案件は、通常処理でいけるけど、高額案件になると、特別処理がいるから、時間もコストも無駄にかかってしまう。だから、少額案件だけ獲得するように。」

って言われて、同僚たちは、その指示だけでソツなくやっていくのだけど、僕は決まって「少額」と「高額」のさかいめは?・・・通常処理で行ける少額案件って、何円までをいうんですか?って質問する。

上司からは「少額案件ってのは、100万円までのことだ」って言われるけど、その100万円てのは、税込み?それとも税抜き?あと、100万「以下」ですか?それとも「未満」ですか?って聞く。

境界線はこれだけじゃない。さっきのヒツジみたいに、ここまでセーフ、ここから先はアウトっていう「範囲」を、まず徹底的に理解しようとするのだけど・・・

上司からはいつも「オマエはいつも、細かいことを気にしすぎだ」って言われてた。だけど、そんなふうに、境界線が明確にわかるまでは、動けなかった。

それから、全体像。僕のいる部署は、会社全体から見て、どのポジションの業務を担ってるのか、僕の仕事は、どこから来て、どこへ行くのか?がわからないと、気持ち悪い。

「わからなくていいから、とにかくやってみろ」っていうのが一番苦手だった。

こんなふうに、業務の全体像と、そのなかで自分が許されている活動範囲、その境界線を理解するまで、半年から1年くらいかかる・・・

それまでは「あいつは不器用な奴だ」「変なことにばかりこだわって、理解が遅い」なんて言われるのだけど、

しかし、時間はかかるけど、ちゃんと把握出来たら、そっからもう無敵状態になる☆

もう「範囲」が明確にわかってるから、いちいち人に聞かなくていい。許されてる範囲のなかで、自由に動き回って、あちこちで短時間で高い成果を出せるようになる。

そうなればもう、こんどは逆に、上司から質問を受けたりして。「かくひ、これって大丈夫かな?」みたいな。これが冒頭でお話しした「遅咲き」っていう意味だ。僕は昔から、必ずと言っていいほど、このパターンだった。

そのネットユーザーも「全体像が理解できて、そして、数々の点が、一気に線でつながる瞬間がある。そうなるまで1年はかかるけど、そこまで行けばもう、敵なしになる」って言ってた。

また、この発達障害さんの投稿を読んだユーザーたちからも、僕と全く同じ反応で「めちゃくちゃわかる!!」っていう、賛同の声がたくさんあった!

・・・で、僕がいちばん驚いたのは、こんなふうに「自分はいつも遅咲き」ってことを自覚してる人が、他にもたくさんいた、ってことだ。

「僕は何て要領が悪いんだろう・・・なんて理解が遅いんだろう・・・なんで同僚たちのようにできないんだろう・・」って、いつも惨めな思いをしてたけど、その後、無敵状態になってみてはじめて、ああ!こういうことだったのか!って、やっと理解ができたし、

かつての僕のように、自分は理解が遅い、要領が悪い、って悩んでる方がもしいたら、それはもしかして、同じように無敵状態になるまでの、少し長めの準備期間なのかもしれないよ?

☆最後までお読みくださって、ありがとうございます!☆

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