SNSが命を救う?

うつ病
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「SNSが命を救う?」

えー。突然ですが・・・

我が国の自殺者って、増えてると思います?

それとも、減ってると思います?

答えは「減っている」です!

それも、大幅に減少しています!

これ、意外に感じる人が多いんじゃないだろうか?だって、メディアはいつも、毎日悲観的なニュースばかり流している。だから、ああ、私たちはなんて不幸なんだ・・・きっと、自殺者も増えているに違いない、って思ってる人も多いかもしれない。

だけど、現実はその逆で、ここ10年で、自殺者は大幅に減少しているのだ。

(警視庁発表のデータをもとに作成しています)

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もちろん、自殺による死だなんて、こんな不幸な亡くなり方はない。できることなら、ゼロになってほしい、と心から願うけど・・・しかし、こうして自殺者が減少するのは、喜ばしいことだ。

特に注目したいのが、2010年以降の減少率だ!

ピーク時だったのが2003年、翌年には減少したものの、その後、以前と変わらぬ水準で、横ばいを続けるが、しかし2010年を境に、自殺者は大幅に減少に転じ、なんとピーク時の40%弱の減少となっている!

※ただ、2021年は、現在のコロナ禍による経済不安やストレスが原因だろうか、上昇している

じゃあなんで、自殺者はこんなにも少なくなったのか?その理由は一つじゃないと思う。

それは、精神医療の進歩だったり、利用者の増加だったり、あるいは社会保障の充実だったり、支援体制の強化・・・いろんな要因があると思うのだけど・・・

ここで、ちょっと興味深いデータをご紹介します。

(モバイル社会研究所様のデータを元に作成)

・・・おわかりいただけるだろうか?

自殺者は、ここ10年で大幅に減少した。そして、それと綺麗に反比例しているのが、このスマートフォン普及率だ。2010年当時はまだ、5%に満たなかったスマホだけど、現在では94%もの普及率となっている。

・・・これはあくまで、まったくの素人である僕の仮説だけども、

スマホが普及したから

自殺者は減った

のだと思っている。

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でも、冒頭でお話しした通り、メディアはいつも、何に対しても悲観的だ。メディアがスマホについて報じるのは、

・スマホ依存

・ネットいじめ

・炎上

とか、そんなんばっかしだ。確かにそうしたスマホの弊害もあるけど、しかし現実は、スマホが普及すればするほど、自殺者は減少しているのもまた事実だ。スマホには、人のストレスを軽減する効果も、確かにあると思う。

そしてもっといえば、自殺者を減らしている大きな理由は、

スマホからのSNS利用じゃないかな?って。

これは、正確なデータがなかったのでグラフにはできなかったのだけど、SNSのなかでも、ユーザー同士の交流が深いと言われているサービスの1つ、Twitter。

Twitterが日本で利用可能となったのは2008年。それから、このスマホ普及率に比例して、Twitterユーザーはどんどん増え、ことし2022年には、なんと約6000万人が利用するまでに。

また、もう1つ、ユーザー同士の交流の深いSNSは、ブログだ。そのブログサービスの大手、アメーバブログも、2005年にそのサービスを開始、そしてTwitterと同じく、スマホの普及とともにユーザーはどんどん増え、現在では6500万人もの利用者を誇るSNSとなった。

Twitterやアメブロが普及すればするほど、自殺者は少なくなってる。

・・・で、これは僕自身の体験なのだけど、

僕が「適応障害」という病名と診断されたそのとき、僕は怖くて怖くてたまらなかった。そんな病名自体、聞いたこともなかったし、もちろん、僕の周りにそんな人なんて、誰一人としていなかった。

だから、誰もわかってくれない、自分でも意味が分からないこの謎の症状を、その辛すぎる気持ちを、正直に話せる人なんて、心から相談できる人なんて、どこにもいなかった。こんなになってしまうのは、世界でたった一人、僕だけだろうって思って、ずっとずっと孤独だった。

だけど・・・

おそるおそる、スマホでこの「適応障害」ってケンサクしてみると、あるひとつのブログサービスにたどり着いたのだけど、そこには、僕と同じ適応障害の患者さんや、うつ病の患者さんの「生の声」が、ありありと綴られていた。

「何もしてないのに体がだるくて・・・」

「今日もお風呂に入れなかった・・・」

「会社の人たちは、今ごろ私のこと何て言ってるんだろう・・・」

「何もせず家にいるだけで罪悪感やばい・・・」

・・・それは、患者さんの辛い日々を綴ったリアルな悲痛の声だったのだけど、僕はそれを見て、嬉しくて泣きそうになった。

同じように感じてる人がいるんだ!!!

僕だけじゃなかったんだ!!!

って。

SNSのおかげで、僕は救われた。

それから、このブログやTwitterを通じて、色んな患者さんや、そのご家族と繋がりを持つことができて、お顔は見えないけど、日々のその辛かったことや、ちょっとした嬉しい出来事なんかを、たがいに喜んでは、たがいに励ましあって、時には、なぐさめあって・・・

・・・そうやって、僕は今日まで自殺せずに生きてこれた。これは皆様に助けてもらった命だと、本気で思っている。

「SNSが命を救う」

これは、僕一人の体験ではあるけども、じつはけっこう当たってるんじゃないかな。

時に「病気のくせにSNSはできるのか」なんて自分で思ったり、時には人にそう言われたこともあったかも知れない。それは、とても辛くてたまらないよな。

だけど、僕のこの仮説は、もしかしたら、本当かもしれないのだ。それで救われる命も、確かにあるんだって、僕はそう思っています。

✨最後までお読みくださって、ありがとうございます!✨

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このブログでは、適応障害やうつ病患者さんの心が少し軽くなるかもしれない、そんな記事を投稿しています!興味のある記事がありましたら、ぜひお読みください!👇

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コメント

  1. ayamikan より:

    かくひさんの記事を読んでから、昔を思い出してみたのですが、スマホがなかった時、私は暇で仕方がなかったので、余計なことを考え、考えがネガティブな方へと流れていって辛かった日々を送っていました。
    スマホを持ってから、スマホっ首になってしまいましたが、特にブログを始めてからは、救われたことがたくさんあります。
    苦しんでるのは自分だけじゃない、ちょっと嬉しかったことの共有、、まったくその通りです。
    そして、こうしてかくひさんや、色んなブロ友さんと知り合えたことは私にとって、宝物のようなことです。
    SNSがいつも優しい世界であるよう、願って止みません🥰

    • kakuhi-ts より:

      ayamikanさん☆☆☆
      いつもお読みくださって嬉しいですよー!!コメント有難く読ませて頂きました!

      確かにそうですね。。。以前はスマホがないのが当たり前で、また病気が辛い時ほど、より悲観的に、ネガティブな方向へとどんどん進んでしまうものですよね。だけどスマホって、例えば動画を鑑賞したりして、心の隙間を埋めることもできるし、また検索で、社会保障のことについて調べて知識を付け、実際に利用したりと、ほんとメリットがめちゃくちゃ大きいと思うんです。きっと、スマホがなかった時代には、社会保障や支援体制のことも知らないまま、ひとり孤独に亡くなっていった方もいたんだろうって思うんです。

      ほんと、僕も同感です!そういう動画視聴や検索もだけど、このSNSの繋がりって、人命を助けるものだと確信しています!現実では相談できない気持ちだけど、同じ境遇の方に、匿名だからこそ話せるこの気持ち、そういう方々との繋がり・・・

      僕もこうしてayamikanさんをはじめ、多くの方々との繋がりを持つことができて、それはまさしくプライスレス、宝物ですよね!!

      ayamikanさん☆
      いつも構って下さってありがとうございます☺
      心より感謝申し上げます!!!

  2. ゆきうさぎ より:

    かくひさんこんにちは
    私もこれに同感ですよ。 娘の適応障害がわかって、娘本人も相当、苦しんでいたと思います。もちろん私も。

    でも、今日までやってこられているのは、snsのおかげだと思います。
    特に長女に至っては、ゲーム仲間が完全に心の支えとなっていることは、間違いありません

    きっと彼らと出会わなければ、snsがなかったら、不安と恐怖で押しつぶされて、ますます、状況は悪化していたかも知れません

    そこに甘んじているのも事実は事実ですが、最悪の事態は回避できていると信じます

    私も、娘の適応障害、よくわからない事が多く、どう接したら、声掛けしたらいいか?いまだに分かりませんけど、かくひさんのブログで、心が軽くなっている事は間違い無いのです

    ウチだけじゃなかったんだ! そういう事だったのか

    救われたこともあります.感謝しています
    snsの光を見た気分です

    アメブロは、私にとってもそういう光の存在です

    同じ悩みを持つ保護者とも繋がれていますし、感謝しか無い!!
    いつもありがとうございます!

    • kakuhi-ts より:

      ゆきうさぎさん!!!お読みくださって嬉しいです~☆コメント有難く読ませて頂きました!

      返信おそくなってごめんなさい💦

      わかってくださって嬉しいです🙌✨そうなんですよ!なんだか、ネット・スマホって悪いもののように思われがちですけども、まさに僕たちのような境遇の人々にとっては、かけがえのない繋がり、命の繋がりだと思っています。

      おっしゃる通り、娘さんも、そうした仲間とのつながりがあるからこそ、少しでも平生を保ち、回復への道を進んでいけてるのだと思う。孤独は精神を蝕みますからね。。。これがもし、ネットもスマホもなかったのだとしたら、と思うとぞっとします😱

      >ウチだけじゃなかったんだ! そういう事だったのか
      ですよねー!!!ほんとこれなんですよ😭✨✨✨

      時に、現実では誰にも言えない辛い気持を吐き出したとき、きっと見てる人を嫌な気持ちにさせるかも・・・って思うかもわかりませんが、少なくとも僕は、「同じように感じてる人がいたんだ!!」って、嬉しくて涙したこと、何度もあります。それは辛い告白だったとしても、それでも「共感」が得られるってことに、どれほど救われたか・・・これもネット・スマホがあってこその救いですからね✨

      ほんと、感謝しかないです🙌✨
      あとですね、かつての僕のように、病気のくせにSNSで遊んで、良い御身分だねぇ~!なんて人に言われたり、あるいはそれを自分に言っては自責の念にかられてる人もいると思うんですが、

      「違いますよ!何恥ずることはないんです!それはすごくすごく良いことですから!」って、声を大にして言いたいです!!!

      ゆきうさぎさん!!!
      いつもありがとうございます☆感謝しております!めっちゃ寒くなってきましたので💦お体にはくれぐれもお気を付け下さいね~☆

  3. 七星文 より:

    おはようございます😃

    夫の場合ですが、適応障害になると人との接触が怖くなるようで、内に篭りがちになっていましたね。

    そして今までやっていたFacebookも突然止め、開こうともしませんでした。
    おそらく、双方向のSNSには耐えきれなかったのだと思います。

    それは、労基署の署員の方にも言われていて、適応障害やうつ病になった人に現れやすい傾向だそうです。

    しかし、人間ひとりで篭ってばかりはいられません。
    そこで、読みっぱなしにできるブログというツールに入るのでしょうね。
    ネットで病気への情報も集めはじめ、時間が経つにつれSNSへの間口も開いていった感じでFacebookも適応障害の診断を受けて1年半後に再開したようです。

    だから、かくひさんの言われる推論はそうだなぁ〜、と思って読ませていただきました。

    じゃあ、またね👋

    • kakuhi-ts より:

      七星文さん☆☆☆☆☆☆☆
      いつもお読みくださってありがとうございます✨コメント読ませて頂きました♫

      返信おそくなってごめんなさい💦

      そうそう!!!まさしくそれですよね!!!
      「読みっぱなしにできる」このちょっと気楽な感じがちょうどいいんですよね!

      ほんと・・・Facebookとか、メールやラインもそうだけど、相手がはっきりわかってるSNSだと、疲れるんですよね💧人との会話も辛いのと同じで、そうした「現実の人」との接触が怖くなるもんです。だけど、おっしゃる通り、ブログなら読みっぱなしで構わないし、コメントしたければすればいいし、書きたくなったら書けばいい。しかも匿名だからこそ話せることもあるし!

      どうしても孤独になりがちな患者の、数少ないコミュニケーションツールだと思うんです孤独は精神を壊しますからね。SNSがなかった時代には、そんな孤独感に押しつぶされて、帰らぬ人となった患者も多かったろうと思うんですが、そうした孤独感を癒すのがこのブログでした。

      だから、患者さんには、何恥じ入ることなく、どんどん利用したらいいんですよ!ってこと、声を大にして伝えたいです!!!

      七星文さん☆☆☆☆☆☆☆
      いつもありがとうございます☆感謝しております!!