近づかないほうが良い患者とは？

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～このブログは、仕事が原因で適応障害という精神疾患となり、今だに悶絶している、とあるダメリーマンの物語である～

「近づかない方がいい患者とは？」

YouTubeの、❤モモ☆ウメの「マウンティングマウンテン」をご存知の方も多いと思います！

OLたちの、社内での熾烈なマウンティング争い、私の方が幸せよ！マウントを描いたもので、その戦いの様子はまさしく、ストイックアスリート！人から教えてもらって、見て爆笑したwww

で。

うつ病を経験された作家さんが、ご自身の作品の中でおっしゃってたのだけど、精神疾患者の集まるコミュニティでは、逆マウントを取ろうとする患者がいる。こういう患者はストレス原因になるだけなので、近づかないよう注意して欲しい、とあった。

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「近づかないほうが良い患者とは？」

僕は精神疾患と診断されてから、同じ立場の方々の体験記を探し回り、読み漁っていた。僕の身の回りの人で、僕のように精神疾患を経験された方など、誰一人としていなかった。だから、

似たような経験をお持ちの方や、その苦しみ体験の生の声が聞けると、あぁ、僕だけじゃなかったんだ、って少し安心できる。

精神疾患を経験された方は、同じ苦しみを持つ理解者、同志ともいえる存在だ。

だけど、経験者であっても、近づいてはならないタイプの患者がいる。

たとえば・・・

以前、精神疾患を経験された、ある女性の体験記を読んだ事があって。それもまた、深く共感する内容ではあったのだけど、そのなかで、その人は、ある特定の病名を指して、

「○○○は、精神病のなかでも、はじっこにあるような病気」

とあって、それがすご～く気になった💀

要は、その病気は大したことない、自分の病気のほうが、もっとずっと大変なんだ、と言っているのだ。

その方も、精神疾患で苦しんだ経験があるはずなのに、何でそんなこと言うんだろう･･･って思って、悲しくなった。

その病気に苦しんでる方が見たら、何と思うだろうか。なんだ、自分の病気は、他の人と比べたら、大したことないんだな！良かった良かった！と思うだろうか？

いや、絶対そうは思わないと思う･･･

そうじゃなくて、あぁ、自分の病気は軽いものなんだ、大したことないんだ、それなのに自分は、仕事も休んで、一日なにもしないで…やっぱりサボってるだけなのかなぁ･･･なんて、余計落ち込んでしまうハズだし、余計悪くするだろう。それは、書いた人自身も容易にわかるはずなのに。

これこそ、「私の方が不幸よ！」という、逆マウントなのだ。そして、これに引っ張られてはいけない、と、その作家さんはおっしゃっていた。

精神疾患者の集まるコミュニティ、それはSNSだったり、実際に患者さんが集まるリワークや作業所だったり。時に、お互い辛い気持ちを共感しあい、励まし合える、そんな素敵なコミュニティにもなるけど、しかしその逆で、

「あなたなんかまだマシよ、俺の方が、私の方が、もっとずっと辛いんだから！」

という、ただの逆マウントの取り合いになることがある、と指摘してあった。ほんとは、同じ苦しみを持つ同志のはずなのに…

そして、そんな集団に身を置くことはとても危険なことだ、とあったのだけど、

ほんと、おっしゃる通りだと思う。

そしてそれは、病名に限らず、患者さんがおかれてる立場によってもそうだと思う。

僕は40半ばのおっさんで、家族がいて、そして世帯主であり、家族みんなを養う必要がある。そんな立場で病気になった僕がいて、

そのいっぽうで、学生の患者さんもいる。

さて、どちらが辛いだろうか？

もちろん、どちらも等しく辛いのだ。

学生の患者さんなら、病気のせいで休学したりしている人もいると思う。病気の治療のため、留年せざるを得ない人もいるだろう。

そしてそれは、どんなに辛くみじめな気持ちになっただろう。当たり前だ、その人も、みんなと一緒に進級したかったはずだ。でもいつかは、かつての後輩たちと机を並べなければならない、それを受け入れる辛さは、計り知れない。

じゃあ、僕の立場なら？

学生さんと比較して僕の方がラクか？

僕にはまだ学生の2人娘がいて、彼女たちの学費も払っていかねばらなないし、住宅ローンもある。親も、いつまで元気かわからない。そんななか、突然働けなくなる、所得が下がる。いったいこれから、どうやって生きていけばよいのか、そんな絶望があり、そして、

僕よりも年上の患者さんなら、高齢の親のことも考えて、不安で苦しくなるだろうし、精神疾患のほかにも、身体面でも不安になることが多いだろう。

また、女性なら女性の、男性なら男性の苦しみがあるだろう。そう、

その立場立場で、辛いことがある。

人の苦しみには、順位など付けられないのだ。

精神疾患の患者さんが100人いたら、そこで、自分はこの中で、苦しさランキング何位なんだろう？あの人よりも私の方が辛いはず！なんて考えるんじゃなく、

精神疾患の患者さんが100人いたら、それは人生最大の苦しみの中にいる方が100人いるんだって、そう考えて欲しい。

そして幸いにも！僕がSNSを通じて仲良くさせていただいてる方は、みんなイイ人たちばかり✨

そんな逆マウント取る人なんて誰一人としていなくて。みんな、人の気持ちがわかり、人の痛みのわかる、素敵な人たちばかり！ここは本当に本当〜に、素敵なコミュニティだと、心から思ってます✨

皆様、いつもありがとうございます！心より感謝しております！

✨最後までお読みくださって、ありがとうございます！✨

当ブログでは、精神疾患の患者さんやそのご家族の方の心が、ちょびっとだけ軽くなるかもしれない記事を投稿しています。興味のある記事がありましたら、ぜひお読みください！