精神疾患者を苦しめる「高EE」家族とは？

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「精神疾患者を苦しめる、高EE家族とは？」

･･･ある医師が、ちょっと闇の深いツイートをしていた💀その医師は精神科医ではなく、救急医療に当たってる先生だったのだけど、そのツイートが･･･

「ODをして、救急車で運ばれてきた、男性患者さん。付き添いで来た家族の言動を見て、ゾッとした。気を失ってる男性患者さんに対して、家族が口々に『頑張って！』『大丈夫だよ！』『きっと生還するって信じてるから！』って言ってて･･この人の病気の原因は、コレなんじゃないか？って思った」

（※OD、オーバードーズとは、薬を一度に大量に服用する、自傷行為のこと）

って・・・わかります？気を失ってる家族を、励ます･･･？確かにかなり異常な光景だ💧

で、それを見た、ある精神科医が、それはまさに典型的な「高EE」家族であり、彼の病気の原因が家族にある可能性は大でしょう、とコメントしていた。

そんなふうに、患者を苦しめる「高EE家族」とは･･･？

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「精神疾患者を苦しめる、高EE家族」

精神疾患からの回復や、再発の有無については、ほんとたくさんの要因があると思うけど、大きなウェイトを占めてるのが「家族」だってことは、否定する人は少ないんじゃないだろうか？

僕は、この一連のツイートで初めて知ったのだけど「EE」という言葉、

これは英語の『Expressed Emotion』の略で、家族の、患者に対する「感情表出」のこと。

で、家族のEEが、低い家庭。いわゆる低EE家族のなかでは、患者は比較的早く回復するし、再発も少ない。だけど、「高EE家族」のもとでは、回復しにくく、また再発率も高いのだそう。

ここでいう高と低は、どちらの意味でもある。

ひとつは、患者に対する、批判的な感情表出。「いつも何もしないで寝てばかり！しっかりしろ！」「学校、仕事を休んで、情けない･･」「あなたのせいで、私の人生は台無しだ！」みたいな、患者を責めるような、否定的な感情をぶつける家族。

そしてまた、その逆で、「過剰なまでに心配すること」も、高EEにあたるのだとか。

たとえば「この子は、私がついてなくちゃ何もできない」「私が何とかしないと！」みたいに、過干渉・過保護な感情表出をするのも高EEであり、そうした家族がいても、患者の回復を妨げるという。

冒頭でご紹介した、OD患者を応援する家族も、後者の高EEだと。専門家の言葉を借りれば、それは「情緒的に巻き込まれている状態」なんだって！

・・・で、僕これ読んで、ゾッとしたのだ😱

というのも、僕ならたぶん「高EE家族」になってただろうって思うから💦この病気のことなんて、なってみるまで全然知らなかったし、今までずっと「努力しなければ何も手に入らない」って思ってたし💧

だからもし、僕じゃなくて、家族の誰かが精神疾患になっていたら、僕が何とかしないと！って思い込んで、病気の家族を、頑張れ、頑張れ！って励まし、あれこれ提案し、できてなければ叱ったりして･･･💀

へんな言い方だけど「病気になったのが、僕で良かった･･」って思った💧

そんな我が家は、いい感じに「低EE」家族なので、ほんと感謝してる✨僕の性格を良く知ってて、いい感じにほっといてくれて♨好きなようにさせてくれる✨ので、助かってます。いつもありがとうございます☆

病気で辛いのは、心配なのは、患者だけじゃない。

そんな家族の辛い気持ちもよくわかる。だけど、体験者として言えるのは、患者さんに対しては、適度な距離を保ちつつ、優しく見守ってあげるのが一番だと思っています。

・・・で、ものすごく身勝手なことを申し上げますが💧💧💧

もし、そんな「高EE」家族がいる患者さんがいたら、どうか、主治医の先生とよく相談したうえで、頼れる人がいたら頼ってみたり、また、社会には患者さんのためのさまざまな支援制度があるから、それを探して利用してみたり･･･

「そんな簡単にはいかねーよ！」って言われると思いますが、専門家も言ってるように、高EE家族のもとでは、回復も遅いし再発しやすい、だから、そうならないように、できることを、少しずつやって、少しでも「良い環境」に身を置くことを、ご自身のために、ちょびっとずつでいいから、考えてみて欲しい。

☆最後までお読みくださってありがとうございます！☆

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