適応障害リーマンの、かくひです!
皆様、今日もよろしくお願いします!
「精神疾患で休職中の方へ」
僕は、適応障害という精神疾患で、一時、仕事を休職していたのだけど・・・
その時の、あのみじめな気持ちといったらもう、たまらんかった。そして、この気持ちは、なった人にしかわからないだろう。
でも、日本のどこかに、あなたと同じように感じているおっさんがいるって、知っておくだけでも、その苦しみは少しは軽くなるかもわからない。
あくまで、僕個人の体験談だけど、このままお読みくださるとうれしいです。もちろん僕は、精神科医でもなければ、専門家でも何でもない。
だから、こうしなさい!あれはダメです!なんて指導めいたことはいっさい書いてない(書けない!)ので、どうか安心して、パピコを2本同時に吸いながら、ダラダラ読んで頂ければ幸いである。
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「精神疾患で休職中の方へ」
そんな僕は、2020年5月に「適応障害」という精神疾患と診断されました。何とか、仕事を継続しながらの治療を試みたのですが、一向に良くなる気配はなく、2020年8月、ついに休職することとなりました。
それまでは、仕事はおろか、日常生活にも支障が出まくりの日々でしたから、休職が決まり、いちどは、安堵しました。しかし、だんだんと、僕の頭は黒い思考回路に支配されます。
休職?
僕の今までの経験で、体を悪くして、入院で仕事を休んでた人は何人かいましたが、精神疾患により、休職、自宅療養していた人は、誰一人としていませんでした。
だから、僕のように「休職」するだなんて。それはとても特殊なことであり、社会人として異常なことなんだ、と思っていました。そんな異常な状態になってしまった自分が、恥ずかしくもあり、そして、みじめに思いました。
休職中は、常にこの、恥ずかしさ、みじめさ、情けなさ、そんな気持ちとの戦いでした。いや、戦いというよりは、一方的にボコられてました。
家族が、仕事や学校に行っているなか、世帯主である僕は、仕事もせず家で寝てばかり。外を歩けば、ご近所の人の好奇の目に晒される。自分は何をやってるんだ、なんて情けない人間なんだって、ずっと思ってました。
また、仕事にも大きな穴を開けてしまった。きっと今ごろ、職場の人たちは、僕のことを悪く言ってるだろう、「仕事を増やしやがって!」「ほんと使えねーヤツだ!」そんな、聞こえてもない、職場の人たちからのエア罵倒に、心の中でひたすら、ごめんなさい、ごめんなさいと、土下座しつづける、、、、
そうやって、ひたすら自分を責め続ける毎日でした。
でも、ブログを通じて、僕と同じように、精神疾患を経験された方々の生の声をたくさん読むうちに、精神疾患の患者さんが休職するってことは、珍しくもなければ、なんら特殊なことでもない、
それは、精神疾患の治療の一環として、ごく普通の事なんだ!と知ることができて、ずいぶん心が軽くなったのをよく覚えています。
休職は、治療の一環なんです。だから、あなたが休職を選択できたってことは、とてもとても、素晴らしい事なんです!
僕の主治医も言ってました、やっぱり、色んな事情で、なかなか休職を決断できず、そうしてるうち、どんどん悪化する患者さんも、本当に多いんだって。
だから!
あなたや、あなたのご家族が、休職や休学を決断できたってことは、つまり回復のレールに乗ったんだ!それは、すっごくすっごく、そりゃあもう、ものすごく良いことなんだ!って、そう思ってもらえたら、何より嬉しいです!
そして、休職中の過ごし方。
(※これは、あくまで僕への治療方針です!具体的な治療については、主治医の先生とよくご相談されてください!)
僕は愚かにも、休職って「休日」のようなつもりでいたので、だから、休職しはじめの頃は、時々、庭の草取りをしたり、家の掃除をしたりして過ごしていました。
しかし僕の主治医は、休職し始めは「何もしないで下さい」って。どうしてもやりたくなったら、少しはやってもいいけど、疲れるまでやるのはダメ。また、何かやらないと!って思ってやるのは、もっとダメだと。(※あくまで僕へのアドバイスです)
とにかく、ゴロゴロ、ダラダラ。
ひたすら、ゴロゴロ、ダラダラして下さいって。
また、そうしてるうちに、だんだんと体が動かなくなって、寝たきりになると思うけど、それでいい。そうなったら、やっと回復の始まりなんだって。
僕は最初、それを聞いた時に、にわかに信じられませんでした。たしかに、精神にはダメージを負っているけど、身体は健康。それなのに、寝たきりになる??
しかし、主治医はやっぱりプロです、これが本当でした。その予言通り、だんだんとベッドから起き上がることすら困難になっていき、まさしく寝たきり状態となりました。お盆のとき、ご先祖様のお墓参りも、どうにも体が動かなくて、行けませんでした。
しかし、主治医に言わせれば、それでいいんだ、そうなって、やっと回復の始まりだよって。
休職してすぐは、まだまだ緊張感が残っているもの。だから、そのせいでしばらくは動けるけども、その状態ではまだ回復は始まってない。ひたすらゴロゴロ、ダラダラするうちに、寝たきりなる。そしたらまた、ひたすらゴロゴロ、ダラダラ。何もしなくていい。むしろ、何もできないだろうけど、それでいい。
僕の休職初期は、そうやって、ひたすらゴロゴロ、ダラダラして、そのうちに、少しずつ、少しずつ回復していきました。もちろん、一直線に回復したわけじゃなくて、調子の良い日が続いたかと思えば、また悪い時があったりして。そうやって、上がったり下がったりしながらも、少しずつ、少しずつ、回復していきました。
SNSで知り合った、僕と同じ病気の方から、とても大切な事を教わりました。それは、
休職は、入院と同じこと。
です。僕は、休職とは「長い休日」だと思っていましたが、違います。休職は、治療のひとつ。入院と同じことです。だから、ここは自宅じゃなくて、病院。僕は病室のベッドの上にいる。
そう、僕は今、入院中なんだから、安静にしてないといけないし、動けなくて当たり前だし、仕事に行くだなんて、とんでもない!
そう教えてもらって、ひたすらじっとして、心と体を休めていくうちに、少しずつ少しずつ、何とかゴソゴソ動けるようになり、だんだんと、お散歩やお料理をしてみたいって思えるようになり、見るのも嫌だったスーツを、久しぶりに着てみたくなり、そうやって、いつしか、復帰したくてウズウズしてきました。
また、このブログを読んで下さっている方のなかで、もし!そんな患者さんの「周りの方」がいたら。患者さんを心配する職場の方や、ご家族の方がいたら。
どうか、患者さんが休職を選択された事を「素晴らしい!」って思って欲しい!!
患者さんはきっと、長い休みなんて望んでいなかったと思います。むしろ、もっともっと、みんなのために、頑張りたかったはずです。でも、自分の生命と健康を第一に考えて、休職という、とても勇気ある決断をされました。
しかしそれは、どれほど悔しかったことでしょう。どれほど、みじめな気持ちになったことでしょう。自分で経験してはじめてわかりました。「望まない休職」を受け入れることが、どれほど辛いことなのかを、嫌というほど味わいました。
また、精神疾患の治療には、とにかく、時間がかかります。薬飲んでりゃ治るなんて、そんな生易しいものではありませんでした。
時に、患者さんを心配するあまり「いつごろ復帰できそう?」なんて聞きたくなるかもわかりませんが、
それは、患者さん自身にもわかりません。そして、そう聞かれた患者さんは、早く復帰しなきゃ、と余計に焦ってしまいます。周りの期待に、なんとか答えようとする人だから。
でも、精神疾患の患者さんにとって、焦りってものは、回復を遅らせる、大きな原因となります。だから、どうか、ゆっくりゆっくり、焦らせることなく、見守ってあげて欲しい!
入院してる学生さんに、宿題の提出を命じる人はいませんよね。入院してる従業員に仕事をさせるのはヒドいこと、そう誰もが認識しています。
そして休職は、入院と同じことなんです。
時間はかかると思うけど、きっと!きっと良くなるはずだから!
休職中は、みじめな気持ちになるのが当たり前。何もできない日があっていい。泣き泣きの日もあっていい。テンション落ち落ちの日も、あっていいんです。
それで全然、いいんです。
あなたは、何も間違ってなんかいない。
時間はかかると思うけど、どうか、ゆっくりゆっくり過ごして欲しい。良くならなきゃ!なんて思わず、いつか訪れる回復のときを、パピコをさらに2本追加で吸いながら、気長に待っていて欲しい!
最後までお読みくださって、ありがとうございます!お読みくださった方の一日も早い回復と、そして心おだやかに過ごせる日々が訪れますように。
大丈夫!!!
あなたは、一人じゃないんです!!!
(もし共感を頂けましたら、リツイート・リブログして下さると嬉しいです✨)
それから、こちらは、僕自身の経験を通して、適応障害やうつ病患者さんへぜひとも伝えたいメッセージです。こちらもお読みください👇
コメント
こんにちは😃
我家の夫は休職ではなく退職を選択しましたが、退職後はそれまでの反動のようにしばらく眠っていましたよ😆
元々家の中ではゴロゴロ気味の人だったのだけどさらにゴロゴロ、ダラダラがバージョンアップ。
私の方が不安になったほどです。
でも少しずつだけど回復していたのでしょうね。
退職から半年経過した頃、突然就活を始めたのですから不思議です😅
おそらくは原因菌のパワハラ野郎から離れ、あまり病気のことに焦点を当てずダラダラ生きていたのが良かったのかなぁ〜、なんて勝手に病気診断しています。
もちろん以前と同じではないけど、それを言ったら気持ちがダウンするし、なるべく沼にハマることがないように視点を外すようにしてますね。
でもこれって全ての人に当てはまるわけじゃないので夫の場合だけですね。
それでは、またね〜👋
七星文さん☆☆☆☆☆☆☆
お読みくださって、ありがとうございます!コメント嬉しいです~😍
そう!!!!まさにそこなのですよ!!!!!
それが嬉しいのです😍さすが、七星文さんです✨✨✨
いやー!!嬉しいなぁ!!その気持ちがもう、そりゃあもう、嬉しいのですよ~!!←早く言え
僕が、七星文さんや、macaronさんを、心から尊敬しているのは、まさにそこなのです!
もし夫が、家でゴロゴロ・ダラダラしていたら、つい文句言ってしまう家族もいると思うんですよ、じっさい、うつ病の、ある男性ブロガーさんの記事に、こう書かれてありました、
その男性ブロガーさんは、奥様から「いつも家でじっとしてばかりで!いったい何やってるの!いつになったら復帰するの!」なんて、いつも責め立てられているって、嘆いておられました😭それって、下手したら、取り返しのつかないことになりますよ。。。
けど、過去の個人ブログ「女神の知性」で書いたことがありました。ご自身に、その病気の経験は、ない。だけど、夫があんなになるなんて。。きっと、ものすごく辛いんだろうなって、わかってあげられる、その辛さを、心から理解してあげられる人。そんな人が隣にいたからこそ、この難病を克服できたんだと思います。
これって、なかなかできることじゃないと思う。家族だって辛いです。将来のこと考えて、とても不安な気持ちになったはずです。
それから、このコメント頂いて、こうして返信書きながら、気が付いたこと、それは、シンプルに、ベクトルがどっち向いてんのか、ってことですね。
あんたが働けなくなったら、無収入になったら、「あたしは」どうなるの!?「あたしが」困るのよ!?っていう、自分にしかベクトルが向いてない人と、
そうじゃなくて、「相手」の健康は大丈夫だろうか、「相手」はいま、きっと辛いのだろう、っていう、いつも人のことに気持ちのベクトルが向いておられる人。
陳腐な言い方になってしまいますが(某消費者金融のCMのようでもありますが🤣)ようするに「そこに愛はあるんか?」ってことだと思います。ブログしかり、現実もそう、そういう、偽りない愛情のある人の周りに、自然と、人は集まってくるもんだと思うんです。
えー---💦
七星文さんのコメントは、いつもいつも、深い気づきがあって、つい返信が長くなってしまいますね🤣このまま、あと原稿用紙50枚は書けますが、長くなるので、このへんで🤣
七星文さん☆☆☆☆☆☆☆
いつもありがとうございます♫
今宵は、あのワンちゃん動画で、🍺とたわむれたいと思います✨
はじめまして。
この度適応障害と診断され、今休職に入ったところです。
色々なことがありました。
私が相手からされて辛かったこと。
一方で相手に感じさせていたこと。
上司からそれが私にとっての課題だと言われてしまったこと。
そして、体調不良を訴えているのに、半年はこのままがんばって、半年後に異動するのはどうか?と提案されたこと。
それで、ついに心療内科を受診して診断書を会社に提出しました。
きちんと書ききれていないですが。
本当は仕事をお休みなんてしたくなかったのに、こうなってしまって悔しい気持ちと悲しい気持ちと不安な気持ちです。
でもこのページを読んで少し勇気づけられました。
休むことは入院と同じ。
治療の一つ。
焦らず、進んでいけたらと思いました。
pinocoさん!!!コメントありがとうございます!嬉しいです✨
返信遅くなってごめんなさい💦
pinocoさんも適応障害で休職されてるんですね……
望まない休職、離脱がどれほど辛いか、どれほど悔しいか僕も身に染みて体験しました。
後になってあの休職は必要な期間だったと思えるようになるし、そう言って励ましてくれる方もいると思うんですが、私は正直ピンとこなかった。当事者にとっては今この瞬間が何よりも辛いですからね。
家にいても「私はほんとは病気じゃなくてただサボっているだけじゃないのか…こんなに怠けて…」って思わない日はなかったです。
でも、ずいぶん後で知るんですが、適応障害やうつ病は「サボれない、怠けられない人がなる病気」です。
そして、本文でも書きましたが入院中の患者さんが無理して動いたらお医者さんや家族に怒られますよね、それと同じことですからね✨
今は、進めそうなら進んでいいし無理そうなら止まっていいと思いますよ👍✨
このブログを通じて、pinocoさんの心が少しでも軽くなれば幸いです!