復帰が怖いと感じる理由

うつ病
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「復帰が怖いと感じる理由」

僕は、上司から日常的にパワハラを受け続けるうちに、今まで経験したことのないような謎の症状に襲われ、まさかと思って行った心療内科で、適応障害という診断を下されたのだった。

まさか、自分が、精神病になるなんて。

はじめて聞いた自分の病名。。。不安で不安で、それから「適応障害」ってケンサクしまくって、それはもう、色んな経験者の方々の生の声を読みまくった。でも、

病気になりたての僕にとって、

すでに回復して、職場復帰あるいは転職した方の言葉や、「精神疾患から得られたものは大きかった!」なんて言ってる方の言葉は、その時の僕にとっては、ただただ、恐ろしかった。

早く良くなりたいのに、早く復帰したいはずなのに、復帰した方のお話が、怖いのである。え?スーツをきて、しごとしてるの?まいあさ、しゅっきんしてるの?、、、

それはまるで、

「いつかそれを、オマエもやるんだぞ。」

そう言われてるような気がして、じゃあ今の僕にそれができるか?って考えると、ムリムリムリムリムリムリムリムリムリムリムリ!!としか考えられなかったのも、ほんとだ。

そして、それがムリって考える、自分がひたすら惨めだった。そんなふうに回復できないのは、甘えているんだって、自分が悪いんだって、辛いことから逃げてるんだって。

ずっとそう思っていた。ほんとに。

だけれど、そんな気持ちを主治医に話したとき、主治医から返ってきた答えは、意外なものだった😯

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「復帰が怖いと感じる理由」

僕は幸い、命に関わるような大けがをしたことはないので、これは聞いた話なのだけど、たとえば、タンスの角に小指をぶつけたら、その瞬間に、悶絶の痛みに襲われるだろう💀

でも、もっともっと深刻な大怪我をした人は、すぐにはその痛みは襲ってこないもの、ゆっくりと時間をかけて、じわじわと恐ろしい痛みが襲ってくるものだ、って聞いたことがあって、

精神疾患は、それと似ているのかも知れないって思ったことがある。

僕は、適応障害の症状がひどくなって、いよいよ日常生活もままならなくなり、泣く泣く、休職を選択した。

でも、休職の直後は、1ヶ月で復帰してやる!って本気でそう思っていたし、愚かにも、1ヶ月後に復帰して、すぐ活動できるよう、あちこちに根回しもしていたのだった。

そして迎えた、休職1ヶ月目。

復帰できたか?

いや、むしろ逆・・・

以前よりもひどくなったのだ。

毎朝着ていたはずのスーツは、見るのも嫌になった。仕事をする自分を想像しただけで、嫌すぎて顔がゆがんだ。毎日ろくに眠れないのに、やっと眠れたと思ったら、仕事で大失敗をする夢ばかり見ては、絶望していた💀戻りたかったはずなのに、戻るのが何よりも怖かった。

いつか、しょくばにふっきしないといけないの?

休職しはじめは、あんなに早く戻りたかったのに?なんで今こんな状態?

働きたいんじゃなかったの?戻りたいんじゃなかったの?こんな状態で、これからどうするの?復帰した人もたくさんいるのに、なにやってるの?

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そんな、呪いの言葉が無限に浮かんできては、底の底まで落ちて、もう最悪の事したくなる、そんな時は数えきれないくらいあった。

しかしそれは、僕の心に受けたキズが、とんでもなくヤバいレベルの、命に関わる大ケガかだったからこそ、しばらく間を置いてやってきた、想像を絶する苦しみだったのだろう

でも、心療内科で、主治医にそんな気持ちを話した時に、主治医は僕にこう言った。

「復帰するのが怖い?

やっと、そう思えましたか!

そうなったら、やっと回復の始まりですよ!」

って。

ほんと、休職したら、ぐいぐい回復するものだとばかり思っていたのに、むしろ、余計ひどくなった💀💦

でもそれは・・・

心の大怪我である証拠。

あまりにもひどいキズだから、すぐには感じない、遅れてやってきた激痛なのだ。そうなって当然なのだ。それほどまでに、心に受けたダメージは、想像を絶するほど、でかいものだったのである。

精神疾患で休学してる方、休職してる方、退職した方・・・

職場復帰が怖い・・・社会復帰が怖い・・・って思いますよね。そう感じて、当然だと思います。そして、それでいいと思います。そう思ってしまう人、何も悪くなんかありません。僕の主治医の言葉を借りれば、そう思えるようになったのは、すごく良い事なんです!!

でも、あなたが心に受けたキズは、とても深い。だからこそ、時間はかかると思う。残念だけど、すぐには治らないものです。

でも!!!!

戻るのが怖いって思った自分を、褒めてあげて欲しい✨そんなん無理に決まってんだろ(笑)なんて、開き直ってしまったらいい!

戻るのは怖いこと。

職場復帰は嫌なこと。

それは、とても大切な気持ちなのだ。

そう思えるあなたは、何も悪くなんてない、むしろ、それはすごく良い状態なんだって!それをわかってほしい!

✨最後までお読みくださって、ありがとうございます!お読みくださった方が一日も早く回復し、心おだやかに過ごせる日々が訪れますように✨

当ブログでは、精神疾患の患者さんやそのご家族の方の心が、ほんのちびッと軽くなるかもしれない、そんな記事を投稿しています!興味のある記事がありましたらぜひお読みください!👇

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コメント

  1. 咲良 より:

    かくひさん、こんばんは。
    わかっていたつもりでしたが、
    心の傷が大きかったから、回復には時間が
    かかると言われて嬉しかったです。

    ついつい人と比べて焦ってしまう時も
    あるので😊

    ありがとうございます😭

    • kakuhi-ts より:

      咲良さー--ん🌸✨
      お読みくださって嬉しいです♫コメントありがとうございます☆

      返信めっちゃ遅くなってしまってごめんなさい💧💧💧

      そうですよー!本編で書いた通りですが、心の傷は、それこそ命に関わる大怪我だったからこそ、時間がかかるのは当たり前なんですよね。たいした怪我じゃなかったら、すぐに痛いし、すぐに治まります。だけど、大きな怪我だから、痛みは遅れてやってくるもの、その回復には時間がかかるもの。

      だから、ほんと!おっしゃる通り、人と比べずに、ゆっくりじっくり、焦らず行きましょう🐾

      咲良さん!!!
      いつもありがとうございます☆感謝してます♫

  2. Sana より:

    今のわたしにドンピシャの内容でした…。

    大怪我と言われて納得しました。
    休み初めは分からなかったのが、
    今ズキズキとし始めています。
    休み初めは分からなくて、
    1ヶ月ちょっと経った今、復帰の怖さと戦っています。
    「あのスピードに戻るの?戻れるの??」
    と、職場のスピードの速さを今思い出して恐れています。まるで高速道路の合流地点のような焦りです。
    戻ることが出来そうにない自分を責めたり、自分に失望していましたが、もう少し落ち着いてこの後どう進めるか、焦らず、主治医やカウンセラーさんと相談して決めよう(決めていこう)と思えました。
    ありがとうございます。

    • kakuhi-ts より:

      Sanaさん☆☆☆
      およみくださってありがとうございます!!!コメントめっちゃ嬉しいです☆

      Sanaさんも同じ状態なのですね。。お気持ちわかります。僕もそうでした。休み初めはまだ緊張が残ってますから、なんとか動けるのですが、それではまだ回復は始まってないんですね。しかし、しばらくしてズキズキと痛み始めると、とたんに怖くなるもんです。でも、それは誰しも通る道なんだ、良いことなんだよって、主治医から教わりました!

      >まるで高速道路の合流地点のような焦りです。
      そうそう!僕もまさしくこれでした!今の低速な状態から、みんなと同じ早い流れに、瞬時に乗らないといけない。。そんなことできるわけない😱ってわかるから、余計焦って、自分を責めてしまって、ほんと辛かったです。

      またまた主治医からの言葉ですが、今はまだ、この先どうするか考えるほどパワーは貯まってないから、まだ考えないで。回復してきたら、ちゃんと正しい判断ができるようになるから!って言われて、安心しました。そうか、まだ先のこと考えちゃダメな時期なんだって。

      Sanaさんも、今はどうか何も考えないで、ゆっくり体と心を休めて下さい✨