真面目な人の壊れかた

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「真面目な人の壊れかた」

真面目な人ほど、精神疾患にかかりやすい、ってのは、否定する人はいないんじゃないかな。そして、いろんな会社、いろんな組織にとって、この、真面目な人たちの存在は貴重だ。

で、この「真面目な人」を、失うんじゃなく、いかに育てていくかが、会社・組織にとっては重要なわけで。

・・・で、僕もかつては、新人や部下を教育したり指導する立場でもあったし、そして精神疾患も経験したし。その、上下２つの立場を経験したうえで、「真面目な人は、たった２つの条件が揃うと、簡単に壊れてしまうものだ」って気が付いたのだ😱

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「真面目な人の壊れかた」

・・・これは、逆の言い方をすれば「真面目な人を壊す奴」が、気づかないうちにやってる迷惑行為。その、２つの条件とは、

①中途半端に教える

②できなかったことを、抽象的に責め立てる

・・・この２つだ。

なんだかあっけないというか、よくあることじゃん、と思われるかも知れなのだけど、自分自身の経験だけじゃなく、周囲の人たちのことも、長い間見てきて気が付いた、これは普遍的な、恐ろしい１つの法則だと思ってる。

どういうことかというと・・・

まず、①の「中途半端に教える」ということ。これは、言い換えれば、教える側の能力が低いせいで、うまく伝わらないのだ💧それは、わかりにくい説明だったり、言葉足らずだったり。

僕から言わせれば、そんな下手な説明なら、ない方がいいと思っている。なぜなら、たとえ下手な説明であっても、「説明を受けた」という事実が生まれる。ここがポイントなのだ。（もちろん悪いポイントね💀）

で、とうぜん、そんな下手な説明で、正しくできるわけもなく。やっぱり、失敗する。で、②の「できなかったことを、抽象的に責め立てる」である。この、抽象的ってのが、２番目のポイントなのだ。

例え説明が下手で、そのせいで失敗しても、「そこはこうするんだよ、ここの部分が間違ってたよ」みたいに、具体的に教えてあげたら、次は上手くいくだろうし、それを繰り返して、少しずつ、軌道に乗っていくもの。

でも、そうじゃなくて・・・

怖いのは「抽象的な批判」だ。

つまり、なにがいけなかったか、どこが悪かったか、それを言わずに、「情けない！」だの、「社会人として失格だ！」だの、無言＆溜息（はぁ～）とか。こんな、抽象的な批判。うわもう、自分で書いてて胸糞悪い💢

・・・これが繰り返されると、真面目な人は、だんだんと壊れていく。

確かに１度は教わったはず。なのに、失敗してしまった･･･迷惑をかけてしまった･･･って思い始めるのだ。

これが、まったく教わらなくて、失敗して、怒られたのなら、そこまで気に病まないだろうけど、しかし、一度は教わった、という事実が、真面目な人の心を蝕んでいく。

それから、ミスして怒られても、どうすればよかったのかわからない。だけど、繰り返される人格否定。何が悪かったのか？わからないけど、とにかく「自分が悪い」とだけ、思い込まされるのだ。とうぜん、次もまた失敗、そしてまた人格否定。答えがわからない。でも、悪いのは自分。。。

そうやって、真面目な人は、どんどん追い込まれ、ついに壊れてしまう。

これがもし「不真面目な人」なら、失敗したって何も気にならないだろう。だから、こんな会社・組織だと、おのずと、真面目な人は去り、不真面目な人だけが残っていく。もし、あなたが属している会社が、不真面目なアホばっかりだとしたら、つまり、そういうことなのだ。

これを、お読みくださってる方が、その法則を悪用するなんて、もちろんないだろう。だけど、この先、もしそんな状況になったら？２つの悪条件が揃ってるな、と感じたら、壊れる前に、すぐ逃げることが何よりも大事だと思う。

そして、逃げながら「あー、これがあの、かくひとかいうオッサンが言ってたことか！」と、思い出してもらえると、嬉しいです☆

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